シャンパンの作り方と、なぜ値段が高いか?
シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方でつくられた発泡性ワインのことで、ワイン法という法律で、使用するブドウの種類や製造方法、熟成期間など細かい基準を満たしたスパークリングワインのみが「シャンパン」を名乗ることができます。ブドウの品種もピノ・ノワール(黒)、ピノ・ムニエ(黒)、シャルドネ(白)と、 AOC基準によって限定されています。「年」が書いてあるワインはブドウの出来が最高にいい年(当たり年)に、その年に収穫したブドウだけを使って造ったものでヴィンテージ(Vintage)ワインと言います。いっぽう「年」が書いていない場合は、異なる年に収穫したブドウで造ったワインをブレンドしたものでノンヴィンテージ(Non Vintage)と言ってシャンパンではこちらのほうが一般的です。それは、ブドウの出来がいい年も悪い年も安定した品質を保つためです。 それからどうしてシャンパンは、高級なのでしょう?それはシャンパンの製造にはかなりの手間がかかるからです。まず、ブドウの収穫は全部手摘み。それから2度の発酵が必要なため、瓶に一時的に栓をしたり、また抜いて再び栓をするのにも特殊な技術がいるのです。どちらのメゾンも、契約しているブドウ農家が収穫したブドウを集めてシャンパンをつくります。9月ごろ収穫されるブドウは、ブドウの品種、そして地域ごとに分け、1次発酵のタンクで発酵をすすめます。それから2月から4月くらいになると、「アッサンブラージュ(Assemblage)」といって、その前の年から蓄えられて いるワインと新しいワインを混ぜ合わせ、理想の味わいになるように味をブレンド(調合)していきます。これがシャンパーニュ・メゾン各社の腕の見せ所。アッサンブラージュでは、ブドウの品種や、地区を混ぜたり、リザーブドワインと混ぜたりするのですが、ここで前の年のワインと混ぜずに、その年のもの だけを使用してつくったシャンパンを「ミレジメ(Millesime)」と呼びます。ミレジメはヴィンテージ物ですから全ての年につくられるわけではありません。アッサンブラージュは貯蔵タンク内で行われ、そこで発酵が進まないように、温度を1次発酵よりも低めに設定するそうです。この後、瓶内での2次発酵を促すための糖分が加えられます。アッサンブラージュが終わったワインはきれいに洗浄された新しい瓶につめられ、仮の栓をされてその中で2次発酵を行います。シャンパンを瓶詰めすることを「ティラージュ(Tirage)」と呼びます。瓶は地下の貯蔵庫に規則正しく大量にしきつめられ、15ヶ月以上寝かせます。さて、この2次発酵で瓶の中にたまってしまった澱(おり)と呼ばれるもろもろした細かい沈殿物を取るために、最初の3ヶ月位は毎日、瓶を棚に乗せて回して瓶口に沈ませます。澱を取るためにビンのフタを一度あけなくてはなりません。そのため、瓶のふたのまわりを-21℃に凍結させて、瞬間的にふたとその澱を一緒に取り除きます。その時少し外にでてしまったシャンパンの埋め合わせをするため に、ほんの少し糖分と酵母を加え、今度は完全にフタをして、瓶の中の圧力でフタが飛んでいかないようにしっかりと包装して長期熟成されるのです。
澱(おり)を取り除く説明をしています

サン・レミ・バジリカ聖堂
サン・レミ(聖レミ)とはフランス王国の初代王クロヴィスに洗礼を授けた司教で、ここに彼の遺体が安置されている。聖堂が着工されたのは11世紀初頭。その後、幾度となく修復作業が行われてきたロマネスク様式とゴシック様式が共存した造りです。隣には、ベネディクト派の修道院を改修したサン・レミ歴史博物館が併設されています。

船上から見たクヴェール橋
欧州議会は川の両岸にあり、様々の建物が広がっています。
下船する頃には雨も上がりました。

今日は、まったくの移動日です。成田空港からエティハド航空便でアブダビ経由でパリに向います。

1日目(5月09日)

アリアンヌ広場

2日目(5月10日)

今日は、パリからナンシーを経由してストラスブール迄向かう強行軍の一日です。
パリのシャルル・ドゴール空港
パリから高速道路でランス、メッスを経由してナンシーに向かいます。周囲には菜の花畑と麦畑の色コントラストが美しい田園風景が広がります。
シャンゼリゼ大通りを見渡せる展望

5日目(5月13日)

今日は、ストラスブールからアルザス・ワイン街道を最初にエギスハイムに向かいコールマール、リクヴィールと進みストラスブールに戻るコースを行きます。
凱旋門
フランスには、フランス革命100周年記念のパリ万博で建てられたエッフェル塔に100年の電飾看板が掲げられた1989年以降、節目の10年毎に訪れていて今年は、130周年記念の年でもあり、今年4月15日の火災で損傷したノートルダム大聖堂も気になり、格安チケットが入手出来たので行ってきました。首都パリは、ルーブル美術館をはじめとする名高い美術館やエッフェル塔などのモニュメントで有名ですが、フランスは、ワインや洗練された料理でも知られていますので、今回は主としてアルザス、ロレーヌ、シャンパーニュ地方を巡ってきました。フランスの北東部、ライン川を挟んでドイツと国境を接するのがアルザス地方、その内側がロレーヌ、シャンパーニュ地方です。アルザスは、地理的にも文化的にもドイツの影響が濃く、木骨組みと漆喰で構成された、この地方独特の家並みは、独仏両国の間で揺れ動いた歴史を表しています。アルザス・ワインのブドウの品種はドイツ系のリースリングやシルヴァネールが主ですが、ドイツ・ワインより辛口です。ワインテイスティングとシャンパーニュ地方でのシャンパンセラー見学と試飲も、また今回の旅の楽しみの一つです。
仏アルザス7日間
「サン・マルタン参事会教会
1235年より建設され14世紀の終わりに完成した、この教会の大聖堂の大きさが印象的です。当初予定されていた2つの塔は、南塔のみ完成しました。
瓶底を使った75枚の窓のメゾン・カメルツェル
プティット・フランス
ストラスブールの小ヴェニス。ストラスブールの絵のように美しい地区であるプティット・フランスとその運河には、かつて漁師や粉屋やなめし革職人たちがいました。プティット・フランスの名前は、ここに天然痘(フランス語で「プティット・ヴェロル」)に罹った兵士たちの病院を作ったフランソワ1世に由来します。水辺の地区であるプティット・フランスには、今も、16世紀と17世紀の木組みのハーフティンバーの家など建築遺産が残り、散策するには絶好の場所です。運河から見るストラスブールは、屋根つきの橋やヴォ―バン・ダムなど、また別の顔を見せてくれますので、明日遊覧船に乗ります。
今日は、帰国の移動日です。街の中心部を通ってシャルル・ドゴール空港に向かい帰国の途に就きます。

6日目(5月14日)

シャルル・ドゴール空港
コンコルド広場のオベリスクと噴水
アレクサンドル3世橋
オペラ座、パリには二つの国立オペラ劇場があります。19世紀以来のれきしのあるパレ・ガルニエと1989年に完成したオペラ・バスティーユです。ここは、ガルニエで正面玄関は荘重で、皇帝の好みの「ナポレオン三世スタイル」で屋根の上には竪琴を持つアポロン神殿が見えます
サクレ・クール寺院からの眺め
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旅行記を見ていただき有難うございます。何かの参考になれば幸いです。

成田に帰国

7日目(5月15日)

ジャンヌ・ダルク像
ノートルダム大聖堂からセーヌ河右岸に向かって橋を渡ったところにあるのがルネッサンス様式の重厚な建物がパリ市庁舎です。
パリ発祥の地、シテ島に架かるポン・ヌフ橋の先にノートルダム大聖堂があります。荘厳な建築はもとより、彫刻やステンドグラスも美術史上重要な位置を占めていますが4月15日の火災で、屋根と尖塔が焼け落ち、南のバラ窓にはシートがかかった状態です。今は、付近への立ち入りが禁止されていますが見物客が心配そうに集まっていました。
このあとは、モンマルトルに行き、ジュテームの壁(日本語でも書かれています)、フニクラールで丘を登り、白く輝く高さ83mのサクレ・クール寺院を見学してムーランルージュ界隈を散策しオペラ座周辺で買い物です。
フランス学士院
パリで最初の鉄製のボン・デザール橋
このあとは、ルーブル美術館の中庭のピラミッド、チュイルリー公園のカルーゼル凱旋門を見てボン・デザール橋でセーヌ河を渡りフランス学士院前をノートルダム大聖堂に向かいます。
モンパルナス・タワーを見渡せる展望
足元には無名戦士の墓
モンマルトルの丘の上のサクレクール聖堂
ラ・デファンス地区にある新凱旋門の「グランド・アルシュ」
エッフェル塔
エッフェル塔を見渡せる展望
凱旋門
シャンゼリゼ大通りの西端、シャルルドゴール広場の中央にどっしりと構える門は、まさに今も昔もフランスの栄光の象徴と呼ぶのにふさわしい威厳を感じさせます。今回は初めて、284段のらせん階段を上って屋上テラスまで上がりました。シャンゼリゼ大通りやエッフェル塔を見渡せる展望スポットでした。
アレクサンドル3世橋とコンコルド広場(中央)
凱旋門
サクレ・クール聖堂
ノートルダム大聖堂
2階ステージからのパリの主要モニュメントが見晴らせます。
今日は、地下鉄の一日乗車券モビリス(7.50ユーロ)を利用して一日中お上りさん的なパリ観光です。
エッフェル塔
1889年のパリ万国博覧会にフランス革命(1789年)100周年を記念して造られたパリのシンボル塔です。今年は130周年ですが、入場券に130ANSとあるだけで特別な事は無いようで残念です。因みに、100周年の時(1989年)は、タワーに”100ans”が灯り、120周年(2009年)はカラー・イルミネーションで国旗の赤・白・青のトリコロール3色で、キラキラと輝やかしたり、いろいろなパターンの電飾をしたものでした。今日は、開場9:30の1時間前から並びました。
西側エレベーターで上がります
2019年
2009年
1989年
コンコルド広場から見た凱旋門、その先にはラ・デファンス地区にあるグランド・アルシュ(大きな門)
サン・シュルピス教会 - ダ・ヴィンチ・コードの舞台
マドレーヌ寺院
コンコルド広場の噴水
コンコルド広場のオベリスク
エリゼ宮
グラン・パレ国立ギャラりー
アンヴァリッド
プティ・パレとアレクサンドル3世橋
ルーヴル宮とポン・デザール橋
ルーヴル宮とカルーゼル橋
ランスでの観光を終えて、一路花の都パリを目指します。
シャンパーニュセラー見学&シャンパンテイスティング
シャンパーニュ地方を代表するシャンパンに名を残す修道士ドン・ペリニオンの像が佇む、世界最長のシャンパン・カーヴを持つ世界有数のシャンパンメゾンのモエ・エ・シャンドン社を始めとしてランソン(Lanson)社、ポメリー(Pommery)社、クリュッグ社(Krug)、ルイナール(Ruinart)社、テタンジェ(Taittinger)社など沢山ありますが、試飲付き見学ツアー代金は各社のシャンパンの値段に応じていますので、リーゾナブルで市内にあるテタンジェ社に行ってきました。
テタンジェは、1734年創業の家族経営のメゾン(生産者)です。カーヴは4世紀のローマ時代に掘られた石切り場を利用しています.。ここの「テタンジェ ノクターン スリーヴァー」がノーベル賞授賞式の晩餐会で3年連続提供されたことで一挙に有名になったメゾンです。
プティット・フランスに架かるクヴェール橋
クヴェール橋に残る13世紀の防御塔4つ

パリ(Paris)
フランスの首都パリは、ヨーロッパの主要都市で、アート、ファッション、グルメ、カルチャーの世界的な中心地になっています。現在のような街並みになったのは 19 世紀頃で、広い大通りが縦横に走る中をセーヌ川が流れています。エッフェル塔や 今年の4月15日に火災で尖塔が焼け落ちたゴシック様式のノートルダム大聖堂のような象徴的な建物だけでなく、サン・ルイ島からエッフェル塔にかけてのセーヌ河畔一帯が世界遺産に登録されて、様々な様式の建築物が建ち並んでいます。

シャンパーニュ・アルデンヌ現代美術基金
トー宮殿、旧大司教館は、国王が戴冠式に滞在した場所
ゴシック最盛期の傑作「微笑む天使」(右)
シャガール作のステンドグラス
ジャンヌ・ダルクの騎馬像
ノートルダム大聖堂
なんと言ってもこの街を有名にしているのは「王の街」の名の由来となる13世紀初頭に着工された世界遺産のランス大聖堂です。ルイ1世が初めて戴冠式を行って以来、フィリップ2世からシャルル10世まで、歴代のフランス国王のうち25人が戴冠式を行いました。有名なルイ13世、ルイ14世、ルイ16世、ジャンヌ・ダルクも、皆この大聖堂を訪れて式に参列しています。かつて全ての王様がここに来て式を行ったのだという、歴史に思いをはせることができるのがこの大聖堂の魅力です。特に正面中央扉右側壁の4体の立像は、ゴシック最盛期の傑作と言われています。1914年、第一次世界大戦で空襲により大聖堂は激しく燃え、約半数のステンドグラスが失われました。今では修復され、とても綺麗なステンドグラスを見ることができます。中にはシャガールのステンドグラスがあります。内部はたくさんの式の参列者を入れるため広く作られ、明るい印象が特徴です。大聖堂の正面広場の一角にジャンヌ・ダルクの騎馬像が設置されています。
ランス(Reims)
かって、フランス国王はランスで戴冠式を行わなければ、正式な国王とみなされないと言われた。こうしたフランス随一の格式をもつノートルダム大聖堂で千年以上にわたって歴代フランス国王の戴冠式が行われていた歴史ある町で、フランス北東部の旧シャンパーニュ・アルデンヌ地域圏にある都市です。シャンパーニュ地方の中でも特にワイン醸造で知られた都市で、ここを拠点とする有名なシャンパン・メゾン(生産者)のカーブが立ち並ぶシャンパンの本場です。。3 世紀のマルス門(凱旋門)がローマ帝国の支配下にあった町の歴史を物語っています。町のを歩けば、世界遺産に登録されているノートルダム大聖堂、トー宮殿、サン・レミ聖堂とサン・レミ博物館がすぐに目に飛び込んできます。
マルヌ川を渡るとランスです
ストラスブールから高速道路で、メッスを経由してランスに向かいます。周囲には菜の花畑と麦畑の色コントラストが美しい田園風景が再び広がります。

4日目(5月12日)

今日は、ストラスブールから350Kmのランスを観光をしたのち、ランスから140Kmのパリに向います。
ストラスブール駅

エギスハイム(Eguisheim)
フランスの最東端、ドイツとの国境に位置するアルザス地方の村のひとつで、ローマ教皇聖レオン9世の生誕の地としても知られるエギスハイム。アルザスワイン生産の中心地であり、美しいワイン畑の丘に囲まれたこの村のワインは、栽培者の技術と抜群の地質、独特の微気候の恩恵をうけ、特にアイクベルクとフェルシグベルクから産出されるそれは、フランスワインの「特級(Grand Cru)」に格付けされるほどです。この村は、2つの城塞が同心円の楕円形を描いて建てられ16世紀頃から外側の城塞の高さは住居を支えるために低くなり、現在では城塞に沿って木骨組積造りの家(コロンバージュ)が建っています。併せて特筆すべきが、伝統的な木骨造り(コロンバージュ)の家々を飾る花の美しさです。フランスで最も美しい村の一つとして1989年には「フランス花のグランプリ」に選ばれ、さらに2006年「ヨーロッパ花の町コンクール」でも金賞を獲得し輝き改めて確かめられました。何世紀にも渡り、素晴らしい花々で彩られたワイン畑で知られる中世の面影が色濃く残る村です。

宿泊したibisストラスブール
クルーズ船のための閘門
ラ・メゾン・デ・テット(頭の家)
1609年に建設されたルネッサンス様式のブルジョワ建築です。105個のグロテスクな顔の彫刻でこうせいされた一風変わった装飾がその名前の由来です。
ストラスブールに戻り、イル川の運河クルーズ船に約75分乗船します。途中から雨が降ってきましたが屋根付きのクルーズ船でしたので何とか濡れずに済みました。
1686年に再建された彫刻フレームの窓の家
ワイン醸造用の井戸
荷馬車用の入口が2つある食品貿易商の家、
1324年迄ストラスブール司教区管理ののマンション
13世紀末に造られた門
1291年に建てられた町のシンボルの高さ25m監視塔だったドルデの鐘楼
12世紀創建のパリッシュ教会
アルザス地方で一番の高さ25m5階建ての木骨組積造りの家
アルザス地方の王冠形の焼菓子クグロフ
1606年建築のシックハルト家
1798年建築の旧市庁舎

リクヴィール(Riquewihr)
ライン川上流の町、コルマール近郊にあるリクヴィールはプドウ畑と建造物の素晴らしさで知られ、別名“アルザスの真珠”とも呼ばれています。家々の多くは15 〜18世紀に建てられたもので、花咲き誇るバルコニー、彫りもの装飾のある窓、敷石が敷かれた古い中庭など、アルザス特有の建築様式を備えています。中心地から西端のドルデの鐘楼までメインストリートのジェネラル・ド・ゴール通りを歩いても約20分という小さな村のため、木骨造り(コロンバージュ)の建築様式と花で飾られたバルコニーがある住居など、どこを歩いても絵になる景色に出会える村です。

ジブリ映画」の中にも登場する「プフィスタの家」
皮なめし職人地区
旧税関とシュウェンディの噴水
1865年建築の屋内市場

コルマール(Colmar)
石畳が美しい街「コルマール」は、街中には小さな川が流れており「プティット・ヴニース(小さなベニス)」と呼ばれることもある中世の趣きを残す美しい街です。ドイツとの国境に位置することから、旧市街にはドイツ風の木骨組みの家並みが建ち並び、食や言語などドイツ文化の影響を大きく受けています。旧市街の石畳の道沿いには、ほとんど戦災に逢っていないため中世やルネサンス初期に建てられたハーフティンバー様式の建物が並んでいます。町の中心部に位置するカテドラル広場には、13 世紀に建てられたゴシック様式のサン・マルタン教会があります。ディズニー映画の代表作である美女と野獣はこのコルマールの街並みを描いていると言われています。ストーリーの中では主人公のベルが歌いながら図書館に行くシーンに使われていると言われています。また、日本を代表するアニメ映画ジブリの「ハウルの動く城」の中にも登場する「プフィスタの家」を見に行く人たちも多いのではないでしょうか。

エギスハイムの乙女の挿絵
鐘楼教会
鐘楼教会内部
エギスハイムの乙女
13世紀建立の教会の入口扉の内側には、珍しい14世紀の木製扉式マリア像と壁には、エギスハイムの乙女の挿絵があります。無分別な乙女が神への導きを無視するように無造作にランプを下に向けて照らし、一方、懸命な乙女は序列して確実に天国に歩いて行けるようランプを照らしています。
礼拝堂
ロアン宮殿、18世紀の司教館ですが、今は3つの博物館
ノートルダム大聖堂
ストラスブール大聖堂またはノートルダム・ド・ストラスブール大聖堂は、フランスのストラスブールにあるカトリックの大聖堂で1176年から250年の年月をかけて建築されました。現在の142mの尖塔は1439年に完成しました。その大部分はロマネスク建築だが、一般にゴシック建築の代表作とされている。町がこじんまりしているだけに、この大聖堂の大きさは圧倒的です。ライン河沿岸の砂岩が使われており、建物全体がバラ色に輝いて見えます。広場側正面の壁に施された細かい彫刻を、ゲーテは「荘厳な神の木」に例えて絶賛したそうです。
グーテンベルク広場
カリエール広場にあるロレーヌ公宮殿
コルドリエ教会

ロレーヌ公宮殿
ナンシー旧市街に位置する「ロレーヌ公宮殿」は13世紀中頃に建てられたゴシック建築様式の宮殿です。中世時代を感じられるこの宮殿は、現在は一部がローレヌ歴史博物館として使われており、先史時代から19世紀までのロレーヌ地方の歴史をいくつかのセクションに分けて展示しています。また、隣に建てられたコルドリエ教会では18世紀から19世紀に作られたロレーヌ地方の伝統的な芸術作品を展示しているので、ロレーヌの歴史に触れられる一角として人気です。

大聖堂
オペラ劇場
美術館
市庁舎前に立つスタニスラス公の像
美術館
スタニスラス広場
世界遺産にも登録されている「スタニスラス広場」は、金色と黒で装飾された煌びやかな門をはじめ、ロココ様式の絢爛豪華な装飾が多分にあしらわれた広場です。この広場は17世紀半ばまで、大通りを境にナンシー旧市街と新市街に隔たれていた2つを統一しようと設計された都市計画の一環で作られた広場で、周辺には美術館や市庁舎、ホテルや観光局が囲むように建てられています。
モーゼル川近くに建つメッスのサンテティエンヌ大聖堂
クラッフ門
ムーランルージュ
イエナ橋付近のメリーゴーランドから

3日目(5月11日)

魚市場地区
コルマール駅
「プティット・ヴニース」はローシュ川の中心地に付けられた名前です。
スタニスラス門

シャン・ド・マルス公園とモンパルナス・タワー
シャイヨー宮とトロカデロ庭園
グルネル橋付近の中洲(白鳥の小径)にある自由の女神像
ドミニカン教会

2019年5月09日~15日

シャン・ド・マルス公園から
コーナーポストに人形の彫刻のある家

ナンシー(Nancy)
パリから西に380kmほどの場所に位置するフランス東部・ローレヌ地方の中心都市ナンシー。かってロレーヌ公国の首府として栄えた街は、元ポーランド王・スタニスラスが18世紀にフランスへ亡命し、ローレヌ地方を統治したことで繁栄した街で、現在はスタニスタス広場、カリエール広場、アリアンヌ広場の3つが合わせて世界遺産に登録されています。また、アール・ヌーヴォー発祥の地でもあるナンシーには美しい芸術作品が多く残されています。

ストラスブール(Strasbourg)
1999年以来20年ぶりにストラスブールに再び来ました。2000年以上の歴史の中でラテン文化とゲルマン文化が溶け合った独特な文化を持ち合わせる都市で、その色彩が、訪れる旅行者を魅了してやみませんナンシーから約160Km、フランス・アルザス地方の中心都市ストラスブールは、「街道の町」を意味するその名の通り古くからライン川を挟んでドイツと接する国境の町であり鉄道、道路、水路ともに交通の要所として栄えてきました。現在ではEUのヨーロッパ議会の所在地として知られています。街の見どころは、街を流れるライン川支流のイル川に囲まれた中洲にある旧市街がユネスコの世界遺産に登録された旧市街「グランディル」。旧市街の中には中世期の建造物がいくつも残っており、ノートル・ダム大聖堂はその大きさで圧倒的な印象を与え、大聖堂塔の頂上には町を見下ろすように一本尖塔が空に向かって伸びています。その他、グランド・イル内部には4つの古い教会やノートルダム大聖堂美術館、ロアン宮があります。

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