2008年9月7日
レトロな町並み - 会津若松 福島県会津若松市
会津の地酒を求めに来たついでにバスの一日500円の周遊券を使って市内見物をしてきました。 写真上左から会津若松駅の「あかべぇ」に歓迎され、会津天宝醸造本舗、レオ氏郷南蛮館、福西本店、写真下左から白木屋漆器店、鈴木屋利兵衛漆器店、鶴之江酒造、宮泉銘醸などなど街中には若松城、飯盛山以外にも見るべきレトロな雰囲気に満ちた建物が多く在りました。
末廣酒造「嘉永蔵」 嘉永三年創業で見学・試飲も出来ました。
宮泉銘醸の会津酒造歴史館 見学は有料300円ですが試飲は無料。清酒と焼酎がありました。
2008年6月1日
横浜港開港150周年記念祭 神奈川県横浜市
1859年(安政6年)6月2日に横浜港が開港して来年150年になるカウント・ダウンがちょうど1年前の今日始まり、記念イベントとして帆船日本丸と海王丸、二隻の実習生がマストを登り,帆を張る操帆訓練(セイル・ドリル)がありましたので行ってきました。日本丸の船内公開もあり、大きな錨、面舵、映画にも出てくるような立派な造りの螺旋階段、天窓のステンドグラスなどが印象的で海の浪漫をかきたてます。船舶無線局はJFLC
1930年(昭和5年)1月27日に進水した第1船の「日本丸」、「太平洋の白鳥」と呼ばれている
同年2月14日に進水した第2船は日本丸より一回り大きく「海の貴婦人」と呼ばれる「海王丸」
2008年4月30日
小岩井農場 岩手県岩手郡雫石町
110年前の開墾から始まり宮沢賢治が愛した「小岩井農場」。ここにあるNHK連続テレビ小説『どんど晴れ』で有名になった一本桜(エドヒガン)を見に来ました、桜の観覧スペースと駐車場も設けられ朝から多くの観光客・写真マニアで混んでいました。農場内には昔の歴史的建物も広大な敷地内に点在しており、いろいろな種類の桜と調和して美しい絵のような風景でした。
「どんと晴れ」の舞台、盛岡 岩手県盛岡市
大きな花崗岩の割れ目からヒガン桜の幹が伸びている石割桜や盛岡城址公園は桜の名所です。街中には東京駅の設計者・辰野金吾による旧盛岡銀行をはじめ旧第九十銀行、旧盛岡貯蓄銀行などの石造りの建物、「ござ九」と呼ばれる明治期の豪商の館や黒漆喰の土蔵、望楼のある大正期の洋風建築の番屋などなどの建造物が大切に保存されていて市内中央を北上川と中津川が流れ緑の自然と古い建物が印象的な街です。
2008年4月12日
神田(しんでん)の大糸桜 山梨県北杜市小淵沢町
県の天然記念物に指定されている樹齢400年の大糸桜を見に行きましたが、まだ3分咲きでした。神社への供米を作る神田の畔に植えられた木ですが広い野原の中に一本で立っています。八ケ岳・甲斐駒ヶ岳・富士山と3方向で絵になる大きな桜です(写真左は八ヶ岳が背景)。 花見弁当は有名な地元JR小淵沢駅の駅弁「元気甲斐」。一の重は京都の料亭「菊乃」、二の重は東京「吉左右」の二つの料理が楽しめる贅沢弁当をいただきました ¥1300で乾杯。
2008年4月28日
置賜(おきたま)さくら回廊 山形県長井市・白鷹町
5月の連休を利用して行って来ました。山形県南部の置賜盆地の赤湯温泉から白鷹町荒砥までの山形鉄道長井線沿線43Kmの桜の名所ルートです。ここには樹齢1200年余りの古木・名木がまとまって多く点在しており全国的にも他に例がないほどだそうです、その多くがエドヒガン桜で、ちょうど見頃の時期でした。この回廊の終わりには白鷹ヤナ公園があり、このヤナ場の上空に約250匹の鯉のぼりが泳ぐこの時期は最上川のヤナ開き祭り開催され園内の「あゆ茶屋」で名物の「鮎づくし」で、あゆの塩焼き、あゆの田楽等を堪能してきました。

伊佐沢の久保桜、樹齢1200年の東北一の巨木
草岡の大明神桜、幹周りの太さは東北一の桜
白兎のしだれ桜、「日本三十三枝垂桜」の1つ
釜の越桜、樹齢800年のエドヒガンサクラ
薬師桜、樹齢1200年のエドヒガン桜
十二薬師堂の樹齢400年のエドヒガン桜
子守堂の桜、樹齢1020年のエドヒガン桜 白鷹ヤナ公園にある鮎のヤナ
銀山温泉 山形県尾花沢市
大正・昭和初期の古い建物が多く保存され景観美とともに、まるで大正時代にタイムスリップしたかのような風景が銀山川の両脇に残っています。 道が狭いので車は温泉街の入口でストップして川沿いの道を歩きます。途中には足湯も共同浴場の大湯もあり、そぞろ歩きも春風に吹かれて心地よい気分で大正ロマンの雰囲気にひたれました。 国の登録文化財に指定され、他では見られない見事な左官職人の玄関柱や戸袋にほどこされたレリーフの様な「こて絵」や、和風建築の洗練された美しさの能登屋旅館をはじめとして建物ウォッチングをするだけでも温泉街を楽しむ事ができました
2008年4月29日
十和田市官庁街通り(駒街道) 青森県十和田市
「日本の道・百選」に選定された長さ1.1km幅36mの道には165本の松と156本の桜が4列の並木を作り、春には桜の名所として知られています。隣接する中央公園では、「やぶさめ」や「十和田おいらせ牛肉祭り」などの催し物があり、飛び込みでしたが十和田牛のバーベキューと祭りの演芸会を地元の方々に混じって大いに楽しむ事が出来ました。
古牧温泉渋沢公園 青森県三沢市
古牧温泉は、かって旅行新聞社の「行ってみたい観光地」10年連続1位に輝くなどした広さ22万坪の敷地をもつ一大温泉レジャー施設です。かっぱ沼を中心に、南部曲屋などの保存建築等が立ち並び、岡本太郎記念公園や旧渋沢邸、祭魚洞庭園などもあり、園内を十和田観光電鉄線が走り、JR三沢駅にも隣接しています。入場は無料、温泉入浴料は200円

2008年7月18日
入谷の「朝顔市」 東京都台東区下谷
大田蜀山人の「恐れ入谷の鬼子母神、そうで有馬の水天宮、、、、」と狂歌に出てくる入谷の鬼子母神境内付近で開かれる朝顔市、今年は洞爺湖サミットの関係で開期変更がありましたが下町の夏の風物詩として「ほおずき市」と並んで有名です。紙で朝顔の形をかたどった、朝顔守りが売られていました。守り札を渡される際には、販売される僧侶の方が、火打石を打ちながら真言を添え厄払いを行なっています
何故「四万六千日」と呼ばれるのか?
数字の由来は定かではないが、一升分の米粒の数(約43,000粒)にちなんで「一生」分とか、、、この縁日には特別限定の「三角の雷除けのお礼」や「四万黄札」も授与されます。
2008年9月5日
「藤沢周平」文学に登場する海坂藩の原風景  山形県鶴岡市
  カトリック教会天主堂
国指定重要文化財
新潟に来たついでに羽越線にのり鶴岡まで足を延ばしてみました。庄内藩酒井家の城下町ですが藤沢作品では「海坂藩」として登場し「蝉しぐれ」などの映画ロケでは丙申堂(写真左上)や釈迦堂、藩校・致道館(写真上中)などが使われたようです。また明治・大正期に建てられた天主堂や致道博物館(旧西田川郡役所)(写真右下)や大寶館(写真左下)が大切に保存され歴史の面影が残る町でした。
東海道中記
2008年7月10日
浅草寺の「ほおずき市」 東京都台東区浅草
浅草寺の「ほおずき市」が始まった、7月10日は「四万六千日」と呼ばれる縁日で126年分、日参したのと同じご利益があるとされる日に催される江戸時代からの伝統の夏の風物詩です。境内には、ほおずき市、金魚屋、風鈴、虫籠などの店も並び、風鈴が添えられた、ほおずき鉢「つりしのぶ」が涼しげな音色を奏で夏の風情を演出していました。

2008年のいろいろな旅のシーンから,お気に入りの景観などを紹介していきます。今年は「海ほたる」を越えて房総半島の旅から始まりました。

2008年11月16日
望月宿 長野県佐久市望月町
仙道六十九次を日本橋から数えて25番目の宿場町、500m程の通りの両側に古い建物が少し残っている程度で重要文化財のこの町最古の真山(さなやま)家(写真左下)や歴史民族資料館(写真右)、曹洞宗望月山城光院(写真下)がある。自然の景色の美しい町であるが、佐久市役所支所に見られる”りっぱな箱物”には唖然、、、
2008年1月19日
東京湾アクアライン 「海ほたる」 千葉県木更津市中島地先
東京湾を川崎・木更津間で横断するアクアラインの中間地点にある「海ほたるPA」から見た景観です。上の写真二枚は川崎方向でアクアラインは海底トンネルになります。左の写真は木更津方向で橋になります。下の写真はトンネルを掘削した時に使用した
掘削機のカッターの巨大な歯です

2008年12月13日
塩釜神社 宮城県塩竈市
仙台に来たついでに塩釜まで足を延ばして奥州一ノ宮・塩釜神社と門前町を探訪してきました。境内からは松島湾が一望できます(写真右下)また神社に供える御神酒・酒屋や伝統菓子も有名ですし、港町なので水産加工品をはじめ、生マグロの水揚げ港になっている為か単位面積あたりの寿司屋の数も日本一だそうです。
2008年12月12日
SENDAI光のページェント 宮城県仙台市定禅寺通り
杜の都・仙台の象徴、けやき並木が広がる定禅寺通りを中心にイルミネーションに彩られる冬の風物詩を見に行ってきました。通りの中央にある遊歩道にはエミリオ・グレコ作の「夏の思い出」をはじめてとして多くの彫像に出会うことが出来ます。
2008年10月19日
信越線横川駅 - 峠の釜めし 群馬県安中市松井田町
ゴルフの帰りに偶然に立ち寄ったJR横川駅前にある「峠の釜めし」で有名な「おぎのや」横川本店で久しぶりに食べてきました。ここは創業の地でミニ博物館も併設され創業120年、釜飯も発売50周年だそうです。個人的には東北本線黒磯駅が長い間、直流電化と交流電化の境界駅として、電気機関車の付換えや停車時間が多く取られ、ゆっくり買えた九尾の釜飯に思い入れがありますが新幹線の開業で釜飯屋は廃業。同じく益子焼の釜飯容器を用いた峠の釜飯の健闘に拍手です。
2008年5月30日
日本水準原点 東京都千代田区永田町
日本の土地の高さの基準となっている水準原点が測量の日の記念行事として年に一度だけ一般公開されましたので行ってきました。ここは国会議事堂前で、旧陸軍参謀本部陸地測量部(国交省国土地理院の前身)の跡地で、原点はこの建物内部の台石に付けた水晶板の目盛で明治6年から長期にわたる東京湾の潮位観測の平均海面(標高0m)から求めた24.4140mを標高と決められています。建物は小振りながら石造でローマ風神殿建築を模倣した明治期の数少ない近代洋風建築物で、扉には菊の紋章、建物上部には大日本帝国と刻まれ時代を感じさせる建物でした。
建物の扉がを開かれて、内部の台石に埋め込まれた水晶板(真中の白く短冊状の物)
明治24年辛卯5月建設 陸地測量部」と刻印されている台石の裏側
2008年4月12日
実相寺の山高神代桜 山梨県北杜市武川町
実相寺境内にある野生のエドヒガンザクラで、推定樹齢は1800年とも2000年とも言わています。樹高10.3m、目通り幹周10mほどもあり、日本で最古・最大の巨樹として「根尾谷淡墨桜(岐阜県)」「三春滝桜(福島県)」ととも日本三大桜の一つに数えられる名木です。足元には約10万本の黄色いラッパ水仙と赤いチューリップも咲き(写真左下)、遠くには甲斐駒ケ岳が望める絶景です(写真右下)。
2008年3月29日−4月5日
2008年春 東京の桜 東京都内
都内の桜の名所を巡って見ました。目黒川
目黒不動尊・境内
赤坂・桜坂 六本木・スペイン坂
靖国神社・舞殿
千鳥ケ淵
田安門入口 田安門
芝・増上寺本堂と東京タワー 増上寺・山門
2008年1月20日
石堂寺(いしどうじ) 千葉県南房総市
南房総最古のお寺さんで、写真左から本堂、多宝塔、薬師堂とすべて国の重要文化財に指定されています。また初代「波の伊八」の作品である「波雲に鶴」の欄間彫刻を見る事が出来る古刹です。
2008年1月20日
安房神社 千葉県館山市大神宮
安房の国の一ノ宮として知られる旧官幣大社の社格をもつ神社です。写真左は拝殿、右は本殿
2008年1月19日
上総・笠森観音 千葉県長生郡南長町笠森


二世安藤広重の「諸国名所百選」の中で描かれた笠森寺は切り立つ岩の上にヤグラを組みお堂を乗せた浮世絵ですが、実物も岩盤の上に61本の柱を立てた空中回廊の様な観音堂で国の重要文化財に指定されている四方懸(しほうがけ)造りと呼ばれるここにしかない珍しい建築構造をしています。靴を脱いで急階段を登ると回廊からの展望を楽しむ事ができます。またここは坂東三十三観音札所の第三十一番札所として古来より巡礼の霊場としても有名です
国内旅行記の一覧へ  
入口に戻る

旅浪漫は、つれづれにまかせて、国内のあちらこちらを訪れた記録ですので時折このページをのぞいて見てください。

                       舎主  
        

2008年5月30日
日本経緯度原点 東京都港区麻布台

水準原点を訪れた時に、初めてこの経緯度原点の存在を知り行ってきました。地球上の位置(経度、緯度)を示す測量上の原点です。場所はロシア大使館の裏手で看板が出ていますので、すぐに分かります。花崗岩の台座の中心に、右写真の右隅にある(十字が刻まれた)丸い小さな金属標が埋込まれています。
2008年1月19日
波の伊八 欄間彫刻「波に宝珠」 千葉県いすみ市・行元寺(ぎょうがんじ)
江戸時代に「波を彫らせたら天下一」と言われた彫刻師、伊八の作品が房総の行元寺の旧書院(写真の茅葺屋根の建物)の欄間彫刻五面にあります。特に「波に宝珠」はすばらしく、渦巻く曲線や構図が葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」にそっくりです。作品の製作時期を考えても葛飾北斎が、ここに見学に来たのではないかとの説もあります。その浮世絵がやがてヨーロッパに渡りゴッホなどに大きな影響を与えたとは、、、、、、すばらしさに乾杯。

拝観料300円
2008年1月19日
波の伊八 その二 欄間彫刻「天狗と牛若丸」 千葉県いすみ市・飯縄寺(いずなでら)
「天狗と牛若丸」は寺に伝わる義経伝説から牛若丸が鞍馬山の天狗から秘伝の巻物を受取る様子が幅4m高さ1mの厚い欅の一枚板に十年かかって彫った彫刻で左右の「波と飛龍」(写真上)と伴に眼光鋭く躍動感のすばらしさに圧倒されます。ここでも同時期に活躍した北斎の師匠・堤等琳の天上画が本堂に描かれており北斎との関連性を感じさせられます。江戸時代の隆盛を残す「江戸講中」と書かれた大きな賽銭箱など、いろいろな品が残っており、伊八ファンには必見なお寺さんです。写真左は室町様式の茅葺屋根の仁王門。


撮影自由、拝観料300円

2008年3月08日
土蔵のまち・須坂の雛祭り 長野県須坂市
長野電鉄線で須坂の町に来ました。北信の交通の要所として製糸で栄えた町で明治期に建てられた蔵と古風な建物が多く保存されています。写真上は中町、下左は創業元冶元年の遠藤j酒造、右は豪商の館として知られる田中本家博物館や味噌蔵見学ができる塩屋などなど、、 この時期はまた町屋等で展示している雛人形も見る事ができます。
須坂の雛祭りの極めつけは町外れにある「世界の民族人形博物館」の三十段飾りと千体の雛飾りを見てきましたが、その数の持つパワーに圧倒されました。
2008年3月08日
別所温泉・安楽寺  長野県上田市別所温泉
「信州の鎌倉」と呼ばれ古くは「枕草子」にも登場する別所温泉に「丸窓電車」の上田電鉄線にのり訪れました。ここには鎌倉文化をしのぶ文化財が多く残されています。厄除け観音として有名な北向観音、その本坊の常楽寺、信州最古の禅寺の安楽寺などです。安楽寺(写真左は本堂)には日本で唯一の八角形をした国宝の三重塔(四層になっているが)が中国宋時代の禅宗様式で残っています。
inserted by FC2 system