2012年4月13日
サントリー白州蒸留所 山梨県北杜市白州町鳥原
2011年10月に高校の同級生のチーフ・ブレンダー氏がいる山崎蒸留所の見学・試飲会で大歓待を受けましたので、今回も性懲りもなく地元で開催して再び皆で押しかけました。一通の説明・見学の後は特別の試飲会です。樽の違い、貯蔵期間の違いによる香り・味わい等のテースティングを楽しんだ後、珍しいウイスキーの樽開きをしました。日本酒の樽開きとまったく異なり栓の横を木槌で強く打つことで開栓します。白州蒸留所が出来て間もない1974年の時代物の樽開けでした。この原酒も、当たり前のように試飲させて頂き、御馳走様でした。

樽貯蔵庫・最初の樽は1973年仕込

原酒のテースティング・サンプル

1974年仕込みの樽開け

ステンレスのスポイトで樽から原酒を抜き取る
2012年7月26日
岩手の北上川流域の古寺 岩手県奥州市水沢区黒石
奥州市に住む先輩の案内で北上川沿いの古寺を訪れてきました。正法寺(しょうぼうじ)は曹洞宗の東北本山、、「出羽奥州両国における曹洞の第三の本寺」として、住職に紫衣の着用が許された名刹でもあり、曹洞宗大本山総持寺の筆頭末寺です。本堂は仙台藩による造営で、江戸後期に再建されたもので入母屋造、茅葺き。正面30メートル、側面21メートルの大規模な建築です。本堂の茅葺屋根は、棟高(屋根の高さ)約26メートル、勾配49度、面積は720坪と日本一の茅葺屋根を誇っています。
黒石寺(こくせきじ)は天台宗の寺院ですが重要文化財の仏像で年号を明記したものとしては、日本最古の 桂材の一木造りの薬師如来像や無形民族文化財で物議を出したJRのポスターで有名になった蘇民祭りで知られています。この祭りは旧正月7日夜から災厄払い、五穀豊穣を願い、裸参り、柴燈木登り、別当登り、鬼子登り、そして蘇民袋の争奪戦でクライマックスをむかえます。
展望台から見る北上川と北上市街 桜で有名な北上展勝地
正法寺惣門、寛文5年(1665年)建立の四脚門 正法寺本堂
正法寺庫裏(右側)は寄棟造茅葺きで江戸後期の再建 蘇民袋
黒石寺本堂
2012年6月18日
日本三景 松島の島巡り 宮城県松島町松島
東日本大震災の東北復興支援で、私達に出来る事は、体力も無いので現地でお金を使って経済を活性化する事くらいしか出来ないので、大学時代の友人達と、塩竃に集まって多少の役に立てればとの思いで懇親会を開きました。ちょうどJR東日本の大人の休日切符の割引きが使えましたので3泊4日のミニ仙台旅行を楽しんできました。台風が関西に上陸して天候が悪くなる予報でしたので、良い天気の今日のうちに日本三景の松島の島巡りを観光船仁王丸で約50分で自然が創り出した造形美を堪能してきました。一年以上経ちますが震災の傷跡がまだ残り、海中に崩落した島もあり、伊達家の菩提寺・瑞巌寺は修復工事中でした。

4つの洞門に打ち寄せる波の音から「鐘島」と呼ばれる

松島の代表的な「仁王島」

船上から見た松島のシンボル五大堂

朱塗りの橋でつながった小島に建つ五大堂

五大堂から見る松島湾

五大堂から見る松島湾


828年に開基された奥州随一の禅寺で、伊達政宗により1609年に5年の歳月をかけて再建された瑞巌寺は平成の大修理で平成30年3月頃まで工事中でした。
東海道中記
2012年6月21日
七ヶ浜町と奥松島の被災地 宮城県七ヶ浜町・松島町
仙台旅行三日目の昨夜は七ヶ浜町松ヶ浜の御殿崎にある旅館にお世話になりましたが、部屋から見える小島の陰になりこの旅館は、かろうじて津波の直撃が避けられたそうですが低い所にある建物はすべて流失しました。外海に面した地域は津波の直撃を受け、松島湾の内側でも海岸付近は2m位の浸水だったそうです。奥松島周辺は外海に面しているために直撃を受け、今でも流された家々の基礎が残るだけで再び住宅地として住むには難しいのではないかと思いました。1年以上時間が建って、かなり整理されたと言われていますが瓦礫の山があちら、こちらに残っています。風光明媚と評判で何度か訪れた事のある野蒜(のびる)海岸の松並木も見るも無残な姿が衝撃的でした。

2階の部屋から見える小島が津波から守った

いまだに瓦礫の山と家の基礎が残っています

魚港の桟橋も破壊されていました

野蒜(のびる)海岸の美しい松林が今はマバラです

JR野蒜(のびる)駅の現在の姿

JR野蒜(のびる)駅の架線は切れたままです。
2012年6月20日
瑞鳳殿と魯迅が学んだ東北大学 宮城県仙台市
仙台旅行二日目の昨日は台風の影響で一日雨天でしたが、今日は台風後の良い天気でしたので仙台藩祖、伊達政宗公霊屋である瑞鳳殿を初めとして、通常は非公開の東北大学構内に保存されている中国の文豪、魯迅が学んだ旧仙台医専の階段教室を特別に見学してきました。

樹齢数百年の青森檜葉で造られた涅槃門

二代藩主伊達忠宗公の霊屋・感仙殿

奥が三代藩主伊達綱宗公の霊屋・善応殿

ケヤキ並木の定禅寺通り

魯迅が学んだ旧仙台医専の講堂(階段教室)

階段教室内部

Wikipediaによると「魯迅は、1904年(明治37年)9月から1906年(明治39年)3月までの約1年半しか仙台にいなかったが、仙台市や東北大学では、様々な面で魯迅を通じた交流を中国と行っている。 中国人にとっては、東北大学・片平キャンパスにある(旧)仙台医専の「階段教室」が観光地となっており、1998年(平成10年)11月29日には江沢民・中華人民共和国主席も訪問している。訪問した中国人は、魯迅がいつも座っていたとされる同教室の中央帯、前から3番目の右端近くでの記念撮影をしている。その他、同キャンパス内に「魯迅先生像」(1992年10月19日設置)、仙台城三の丸の仙台市博物館敷地内に「魯迅の碑」(1960年12月設置)と「魯迅像」(2001年設置)がある。また、「魯迅旧居」が片平キャンパス正門近くに残されている。」


2012年の旅の中から、印象深いお気に入りの景観などを紹介していきます。

2012年4月07日
東京スカイツリー 東京都台東区浅草
東京での恒例の花見に行くついでに、ほぼ完成したスカイツリーの定点観察に浅草までいきました。今年は例年より約一週間遅れの開花でしたが、今日は満開の土曜日・晴天とあって都内の桜の名所はどこも人だかり。ここ浅草界隈も物凄い人で墨田川のボート乗り場、公衆トイレなどは長蛇の列でしたが、隅田公園や浅草寺周辺まで足を延ばし桜に映えるスカイツリーの撮影をしてきました。
2012年8月18日
懐古園と布引観音 長野県小諸市
大学時代の友人家族と長野の高峰高原に行く途中に島崎藤村が詠った「千曲川旅情の歌」のある懐古園に寄り、雲の流れを追いながら千曲川に沿って進み、「牛に引かれて善光寺参り」の伝説の布引観音に行って来ました。布引観音は布引山中にあり、駐車場から徒歩20分参道を登ります。参道はけわしい山道ですが、滝や牛馬の形をした奇岩、多種の仏像など、たくさんの見所もあります。そびえたつ崖に観音堂があり、京都清水寺にも喩えられています。夜は高峰高原ホテルに宿泊しました。天候にも恵まれて夕日に浮かぶく富士山、夜は小諸市内の光と、ホテル内での「こけももブラスクインテット」によるスターライトコンサートを楽しみましたが、学友との語らい、美味しい酒と充実の一日でした。
懐古園三の門 布引観音参道入口
布引二段滝 牛の姿が現れている牛岩
布引観音堂 観音堂から望む布引釈尊寺
夕日に浮かぶく富士山 「こけももブラスクインテット」によるスターライトコンサート
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旅浪漫は、つれづれにまかせて、国内のあちらこちらを訪れた記録ですので時折このページをのぞいて見てください。

                       舎主  
        

2012年8月22日
横浜ランドマークタワー 神奈川県横浜市西区みなとみらい
仕事で在米時代を共に過ごした友人3家族と久しぶりに横浜ロイヤルパークホテルに宿泊して盛り上がりました。このホテルは70階建て、高さ296.33mの超高層ビルとしては日本一の高さの横浜ランドマークタワーの49階から68階にあり69階は展望フロア(272m)、68と70階はレストランです。 宿泊した部屋は66階の3号室の眺望があまりにも素晴らしいので写真をUploadしました。東京スカイツリーや東京タワーもハッキリと目視できました。
右に東京スカイツリー、左に東京タワーが見えます
ランドマークタワー全景 東京スカイツリー
6603号室からの眺望
2012年10月20日
飯田蛇笏・龍太の住家「山廬(さんろ)」 山梨県笛吹市境川町
高校時代の友人達と、高校の先輩でもあり郷土の俳人、飯田蛇笏・歿後50年展が開催されているのに合わせて飯田蛇笏・龍太親子の住家である「山廬(さんろ)」を訪れてきました。蛇笏の句「くろがねの秋の風鈴鳴りにけり」の風情そのままに軒には3代目の風鈴がかかる母屋は江戸後期の建物。邸内の臥龍松は樹齢300年以上のみごとな赤松です。
2012年4月13日
実相寺の山高神代桜 山梨県北杜市武川町
実相寺境内にあるエドヒガンザクラで、大正11年(1922年)に桜として初めて国の天然記念物に指定された推定樹齢は2000年とも言わている桜ですが近年、環境等の変化で樹勢が急激に衰えてはじめているそうです。枝張りの大きさも大正時代比べると半減しているそうです。4年前の2008年の同じ時期に来ていますが今回も天気にも恵まれ、近くの中学生も写生の授業で桜と遠くに見える甲斐駒ケ岳を望みながる絵になる景色をスケッチブックに切り取っていました。
2012年8月19日
湯の丸高原、池の平湿原 長野県東御(とおみ)市
大学時代の友人達と盛り上がり昨夜の高峰高原ホテルの就寝は午前1時頃、やや二日酔い気味で起きましたが、涼しく清々しい高原の風に吹かれる気分もシャキッとします。今日は、高峰高原と湯の丸高原の中間にある池の平湿原を歩いて一周約2時間位のハイキングを楽しみます。今の季節はヤナギランやハクサンフウロ、ウメバチソウ、マツムシソウなどが咲き誇る高山植物の楽園です。湿原を眺望のよい三方ヶ峰や見晴岳には、花の時期は終わりましたが高山植物の女王コマクサの群落もあり、少しですが見ることも出来ました。ここのキャッチ・フレーズではありませんが将に、「高山植物の宝庫、雲上の楽園」です。このような美しい自然の残る場所を紹介してくれた友人に感謝。
木道 池の平三方歩道
鏡池、池の中に白樺の立ち木が写っています。
三方ヶ峰から鏡池、木道を望む
群生するヤナギラン 三方ヶ峰のコマクサ
長野県条例で天然記念物に指定されているベニヒカゲ 高山蝶
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