グスタヴ・ヴィーゲランの像
ノーベル賞受賞祝賀記念パーティーが行われる黄金の間
モノリッテン、この塔は下に行くほど、老い、病み、死にいたる人が、中間にはなんとか生きようとしてもがき、人を踏み台にし、あるいは支えて押し上げてやり、上に行くほど若く生命力にあふれ、希望に満ちた人間の一生を表している、といわれる作品です。う〜んと考えさせらてします、、、
ドイツ教会

悠久のポルトガル8日間

フィアールガータン展望台からのガムラ・スタン

2010年5月28日〜6月04日

ソグネフィヨルド
宿泊地ソグンダールで朝散歩した時に、ここにもスターブ教会に似た近代的な教会がありました。世界一長く、深いフィヨルドがソグネフィヨルドで長さ204km、最深度は1308mあります。カウバンゲルから遊覧船に乗り、グドヴァンゲンまでのフィヨルド・クルーズをしながら、観光ポイントのソグネフィヨルドの最奥部、枝分かれした細い先端部分で世界遺産のネーロイフィヨルドを見物します。

「かもめ食堂」での夕食、
映画「かもめ食堂」のロケ地として利用された「カハヴィラ・スオミ(Kahvila Suomi)」は家庭料理が味わえる小さなカフェです。ブルーの天井や壁は映画そのままですが、映画ではアアルト・デザインのテーブルやイスが置かれ、イッタラの食器類で統一されたおしゃれな雰囲気でしたが、現実は、もっと質素で地元の人の利用が主の店です。食事中も日本人旅行者が店の外から見学しているのが、多く見られるくらい有名なようです。シナモンロールが人気メニューの一つです。
1日目
ベルゲン美術館
グリーグーホール(コンサート・ホール

今朝も、再びブリッケン地区や市内観光をゆっくり楽しんだ後に、ベルゲン空港からストックホルムへ飛行機で移動し、ストックホルム市内観光をします。

1日目

ベルゲン
町の歴史は古く、1070年にオーラヴ・ヒッレ王によって拓かれ、12世紀から13世紀まではノルウェーの首都でした。その後14世紀から15世紀になると、北海周辺諸国との商業発展、共通の利益を目指したハンザ同盟に加盟して、その事務所が置かれました。ベルゲンは名産である干しダラの輸出により急速に発展し17世紀のハンザ同盟の終結に至るまでの400年に渡って隆盛を誇りました。港の脇にあるブリッゲンは、当時のドイツのハンザ商人の木造家屋の姿をとどめる貴重な建物として世界遺産登録されています。今夜はここブリッゲンに泊まります。

エスプラナーディ公園、
市民の憩いの場として賑わう公園で、詩人エイノ・レイノやフィンランド国歌の作詞者でもある詩人ルーネベリの彫像などがあります。ちょうど高校生のコンサートも開かれていました。
スオメンリンナから帰り、再びマーケット広場に戻ると、エスプラナーディ公園の入口には「バルト海の乙女像”ハヴィス・アマンダ”」やフィンランドの代表的建築家のアルヴァ・アアルト設計の大理石の建物があります。
1日目
マーケット広場とオールド・マーケット・ホール、
マーケット広場は、ヘルシンキで最も有名な市場で、露店では伝統的な食料品、野菜、果物や手工芸品などが売られています。またオールド・マーケット屋内市場は1889年にオープン以来、ヘルシンキの食通と観光客が集う名所で、食料品の店がズラリと並び、新鮮な魚介類や特産品などが売られています。
中央駅駅前広場周辺
駅を取り囲むようにしてホテルやレストラン、博物館、美術館が点在している。東側の駅前広場は公園になっており、「七人兄弟」を書いたアレクシス・キヴィが座って思案している像があり、像の後ろには1902年建築の国立劇場があります。
元老院広場
ヘルシンキ大聖堂の直ぐ下にある約3000平方mの石畳の広場です。中央にはロシア皇帝アレクサンドル2世の立像があり、周辺には市庁舎、ヘルシンキ大学などがある最も古い歴史をもつ地区でもあります。
ヘルシンキ大聖堂
元老院広場を見下ろすように堂々と建つ白亜のヘルシンキ大聖堂は、ルーテル派の本山で1852年から30年の歳月を費やして完成しました。当初ドームは中央にひとつあるだけだったが、後に小さなドームドームが四隅に付け加えられて現在の姿になりました。内部は建物のイメージと異なり意外とシンプルで小さな祭壇とパイプオルガンが2階にあるだけです。。
ウスペンスキー寺院
高台の上にある赤レンガのよく目立つ北欧最大のロシア正教の教会で、1866年にロシア人建築家により建てられました。内部の祭壇の周辺には、キリストと12使徒のテンペラ画が描かれ、豪華なシャンデリアなど荘厳な雰囲気に満ちています。
ランチは、シベリウス公園近くのタイヴァル湾沿いのレストランでした。
1日目
シベリウス公園
交響曲「フィンランディア」などで知られる作曲家ジャン(ヤン)・シベリウス(1865-1957年)を記念した公園です。中央には1967年にエイラ・ヒルトゥネンが制作したステンレスパイプのモニュメントと、シベリウスの肖像のオブジェがあります。
エドヴァルド・グリーグーの銅像

ベルゲン鉄道
フロム鉄道からベルゲン鉄道のミュルダールで乗換えてヴォスまでの区間を乗ります。

郵便博物館
アレクサンテリン通りにある3人の鍛冶屋像
国立劇場
アテネウム美術館
大統領官邸
ガムラ・スタンの中には13世紀にさかのぼる商店街やモーテン・トローツィグ・グレンとよばれる幅90cmの最も狭い路地もあります。
ガムラ・スタンは、中心部の南、リッダーホルメン島に広がる大広場を中心として王宮やストックホルム大聖堂など歴史的な建物が並ぶストックホルム観光のハイライトで中世の石畳の残る旧市街です。

ストックホルム(スウェーデン)
国土の約半分は森林に覆われた大自然の残る国ですが、ストックホルムは13世紀からの古い町並みをもとに、環境を大切にする計画理論にのっとって造られた近代都市です。そのためか旧市街のガムラ・スタンのレトロな雰囲気と、最新のショップやレストランなどが混在する北欧諸国で最も洗練された街です。

広場の井戸、紋章はオーラヴ5世王のもの
ローセンクランツの塔とホーコン王の館
オスロからソグネフィヨルドの町ソグンダールへ
オスロからバスでティリフィヨルド湖、シュペリル湖、ファガネスを経て途中のボルグンドにあるステープ教会を見学して、ラルダールからフェリーに乗り対岸のマンヘレールに渡りカウバンゲルをへてソグネフィヨルド地区にあるソグンダールまで進みます。
ボルグンドのスタープ教会
11世紀以前、北欧の民ヴァイキングは寒く痩せた土地に暮らすがために、他の地へ交易・略奪・移住を行っていました。一方、西欧諸国から見ると侵略者でしかない彼らをおとなしくする為にキリスト教への改宗を図ったと言う歴史があります。その教会を造る時にヴァイキング船を造る技術を取り入れて独自の教会建築へと転化しました。「スターブ」とはノルウェー語で垂直に立った「支柱」を意味しています。その構造は釘やネジを用いず、丸支柱や厚板を天井に渡された梁と土台の間に垂直にはめ込むものです。この様式の教会は14世紀には1000棟ほどありましたが、現在残るのは約30棟だけですので現存するスターブ教会は900年間残り続けたことになります。意匠的にも、うろこ状の薄板で屋根から壁面までびっしりと覆う、この地方独特の様式で、棟飾りにはバイキング時代の名残り、魔よけのものと思われる龍頭が飾られています。ここボングンドの教会はソグネフィヨルドの末端からちょっと内陸に入ったローダールという山岳地帯にあり1150年から1200年ごろに建てられた現存する教会のひとつです。。
フログネル公園、
まず見て驚きます。彫刻の数は212点、刻まれた人間の数は、人造湖脇の胎児から噴水にある骸骨まで合わせると650対以上になります。公園のシンボルのモノリッテンは、高さ17m、総重量260トンの花崗岩の塔に老若男女121体もの人間が刻まれています。彫刻に人生の縮図を見る人、どう感じるかは人それぞれ、何しろ彫刻を造ったグスタヴ・ヴィーゲラン(1869〜1943)は作品の解説を一切拒否していますから、、、、
ノーベル賞受賞祝賀記念晩餐会が行われる青の間
市議会議場の天井

オスロ(ノルウェー)
首都オスロは外海から100kmほど奥まったフィヨルドの奥にあり船で入ると、これが首都かと思うほど緑が多く静かな港町です。町は1050年に最後のヴァイキング王ハーラル・ホールローデ王によって開かれましたが、彼が1066年にイギリス遠征を試みて戦死して以来、約200年間続いたヴァイキングの活動も終わりました。下船してから偶然にも波止場で「パール・オブ・スカンジナビア号」を帆船の横で見ることができました。。

1日目
カステレット要塞、
1662年にコペンハーゲン港の防御のために造られた星型の要塞ですが、現在は大部分が破壊され、緑が美しい公園になっています。公園内には聖アルバニ教会や、豪快に水しぶきを上げるゲフィオンの泉があります。第二次世界大戦でナチス・ドイツに占領されたデンマークを救ってくれたイギリスを感謝する気持ちから、この一帯はチャーチル公園と名付けられチャーチルの胸像も建っています。
国立美術館、ノルウェイを代表する画家ムンクの代表作「叫び」のほか、ゴーギャン、ピカソ、モネ、セザンヌなど著名な画家の作品が収蔵されていますが撮影禁止でした。
町のどこからでも眺められる高い尖塔を持つリッダーホルム教会、歴代国王、女王の墓所
国立劇場
オスロ大学

ストックホルム市庁舎
建築家ラグナル・エストベリの設計により、1909-1923年に建設された、ナショナル・ロマンティシズム建築の傑作としても知られています。メーラレン湖に面した立地で、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿を意識し、さらにヨーロッパ各地の名建築からインスピレーションを受けた折衷的なデザインの宮殿を思わせるただずまいです。内部には大広間があり、毎年12月10日にはノーベル賞受賞祝賀記念晩餐会が行われる場所が青の間、パーティーが行われるのが黄金の間で絢爛豪華さが有名です。2階にはヴァイキング・ルネッサンス様式で構成された天井をもつ重厚な雰囲気が漂う市議会議場もあります。

王宮、1848年に完成、現在も国王が暮らしています。王宮前にあるのは当時のスウェーデン王、カール・ヨハンの乗馬像です。
オスロ市庁舎、市制900年を記念して1950年に完成した建物で、ノーベル平和賞の授与式が毎年12月10日にここで行われています。
DFDSシーウェイズでオスロへ
コペンハーゲンとオスロを結ぶバルト海を客船「パール・オブ・スカンジナビア号」でオスロに向かいます。全長178.4m、全幅30.8m、総トン数35,498t、乗客定員2090名、搭載車両数450台の客船です。船は11階建てで3〜4階は車両、5〜10階が客室です、6階にはプール、サウナ、スパが、7階はレストラン、免税店、カフェ、ディスコ、ゲームアーケード等が、8階はレストラン、カフェ、バー、ナイトクラブ等が10〜11階には屋上デッキ、プールがあります。私達は9階の9114号室です、部屋にはベット4台、シャワー、トイレ付きです。17:00に出港して翌日の朝9:30にオスロ到着です。
王立図書館、通称ブラック・ダイヤモンドと呼ばれる近未来的なデンマーク・デザインの傑作
人魚の像、
アンデルセンの有名な、悲しい物語の人魚の像です。全長80cmの小さい像なので「世界三大がっかりスポット」と揶揄もされていますが1913年から観光客を魅了してきました。しかし、今回はじめて故郷を離れて2010年5月1日から10月31日まで中国・上海万博のデンマーク・パビリオンに出稼ぎで出展されて不在でした。本来なら右のような姿が看板の所に、あったハズですが、岩ごと上海へ行きました。
クリスチャンスボー城、
1167年にアブサロン大主教によって建設されたコペンハーゲン発祥の地であり、かっては王宮として使用されました。現在では国会議事堂や女王の謁見の間として利用されています。
市庁舎前広場、チボリ公園、
コペンハーゲン市庁舎は1905年に建てられコペンハーゲンで最も高い105.6mの塔をもっています。その脇には1843年にオープンしたチボリ公園を見上げるアンデルセンの銅像があり人気の撮影スポットです。
1日目

今日は、フィンランド航空機にてヘルシンキを経由してデンマークのコペンハーゲンまで空の旅です。

ハダンゲルフィヨルド
ヴォスからはバスで牧歌的な風景で知られるノルウェーで2番目に長い全長179kmのハダンゲルフィヨルド沿いを進み、途中のオイステセで滝を裏側から観賞できるスタインダールの滝に立ち寄りベルゲンに向かいます。

ストロイエ、
コペンハーゲンの目抜き通りで、デンマーク語で「歩くこと」を意味する、その名にふさわしい歩行者天国です。ラウンドタワーは1642年にクリスチャン4世王によって天文観測所として建てられました。
ヘルシンキ中央駅
エリエル・サーリネンの設計によるもので、彼の代表作ともいわれ、世界的にも高い評価をうけているフィンランド建築のひとつです。フィンランド産の花崗岩で造られ、正面出入り口の両脇に2体ずつ、計4体のランプを持った像が鎮座し、高さ48.5mの時計塔も目を引きます。

フロム鉄道
フロム鉄道は、アウランド・フィヨルドの湾奥にあるフロムからベルゲン鉄道の中の山岳駅ミュルダールを結び、通常の軌道を走る鉄道としては世界一のきつい勾配を走ります。行程の80%が55/1000の勾配で、これは1mに対して高低差18cmに相当するそうです。車窓からの景色は美しく、川、滝、それに”怪しげな森の妖精?”も見られる、おもしろい路線です。

ヘルシンキ(フィンランド)
今日は朝一番にストックホルムから飛行機で4番目の訪問国フィンランドのヘルシンキに来ました。ヘルシンキは国土の約80%が森林と18万を数える湖沼などの自然からなる日本から最も近いヨーロッパの国、フィンランドの首都です。歴史的には帝政ロシア皇帝アレクサンドル1世が1812年にトゥルクからロシアに近い、この地に遷都して以来、首都として貿易港として栄えてきました。街の風景は他のヨーロッパ諸国と異なり、帝政ロシア時代のネオ・クラシカルな建築物とスウェーデン領時代の名残の近代建築が微妙な調和を保っています。

アメリエンボー宮殿、
18世紀末に当時の宮殿が焼失したため4人の貴族のマンションを宮殿としたので、熊の毛皮の帽子をかぶった衛兵が立っていなければ、宮殿とは思えないほど質素なたたずまいです。正午ちょうどに衛兵の交代式が見物できます。直ぐ横のフレデリクス教会は「大理石の教会」と呼ばれるほど大理石がふんだんに使われたロマネスク・バロック様式の建物で費用がかかりすぎて一時建設が中断されて1世紀以上かかり1894年にようやく完成しました。
ストックホルム大聖堂
ストックホルム大聖堂
運河ツアー・クルーズ
自由散策の時間を利用して運河クルーズでボートの上から街並を眺めてみました約1時間で1人DKK60でした。
ニューハウン、
運河に沿ってカラフルな木造家屋が並ぶエリアでコペンハーゲンを象徴する景観です。かっては、長い航海を終えた船乗り達が羽を伸ばす居酒屋街として賑わいを見せていた所です。アンデルセンも、ここを愛し居を構えていました。
テンペリアウキオ教会
すっぽりと岩にくるまれたデザインがユニークな教会で、内装は岩盤がむき出しになっており、180枚の窓ガラスからの光線が岩肌を柔らかく照らし出し落ち着きを感じさせます。またコンサートも出来るほどの音響効果も良い教会です。

コペンハーゲン(デンマーク)
コペンハーゲンはデンマーク語で「商人の港」を意味するほど多くの運河を持つ港町です。12世紀半ばにアブサロン大主教によって建てられたクリスチャンスボー城から町の歴史が始まり、17世紀には「建設王」と呼ばれたクリスチャン4世が多くの建物を造り、町は次第に大きくなっていった。現存する赤レンガのオランダ・ルネッサンス様式の歴史的建造物は、ほとんどがこの時代に建てられました。

1日目
1日目
これで、すべての予定を終えて夕刻17:15のフィンランド航空便で帰国の途に着きました。
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旅行記を見ていただき有難うございます。何かの参考になれば幸いです。

成田に帰国

1666年建築のブリッゲン最古の建物
茶色の店はロイヤル・コペンハーゲン

スオメンリンナ要塞
スオメンリンナは、世界でも大きい海の要塞のひとつで、1700年代にヘルシンキ沖の4つの島からなる防御壁が張り巡らされました。スウェーデン・ロシア戦争、クリミア戦争などの舞台になり西東の支配下にあったことを感じさせます。今では大砲や砲台、博物館、教会やレストランが点在する美しい公園となっており世界遺産にも登録されています。マーケット広場前から出航している公共のフェリーを利用して往復3.8ユーロの切符を改札付近の自販機で購入して簡単に渡る事が出来ます。。

ハンザ博物館
1メインストリートのトーグアルメニング通り
ノーベル博物館
大広場
ベルゲン劇場とイプセンの像
魚市場、珍しい物では、”スモーク鯨”や”鮭の温燻”がありました
ベルゲン大聖堂
アンデルセンが住んだ家には、壁に来歴を刻んだプレートがあります。
スタインダールの滝
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