標高3960mの雪山梁子と呼ばれる峠

今日は陸路で約130Kmの道を途中、標高3960mの雪山梁子と呼ばれる峠越えをして黄龍に向ます。黄龍ではロープウェイで標高3600mにある展望台から木道遊歩道を歩きながらのハイキングです。

赤いケシの花
公園の巡視職員
犀牛海(さいうしかい)
1日目

今日は帰国日です、成都を8:00の中国東方航空便で出発して上海経由で成田に向かい、この旅は終わりです。

ロープウエイ乗り場の接引殿
1日目

今日は楽山から峨眉山の観光をして成都に向ます。

峨眉山
四川省中南部にある峨眉山は、山西省の五台山、淅江省の普陀山、安徽省の九華山とともに中国仏教四大聖地に数えられている名山です。古来より仙境と称えられ山中には多くの寺院が残り名所となっています。頂上には金頂、千仏頂、万仏頂の三峰が連なります、最高峰は万仏頂で標高3099m。峨眉山は山全体が世界遺産の景勝地になっているので、バスセンターでグリーンバスに乗換て、途中からロープウエイで金頂に向ます。

成都
成都は四川盆地の中心地で、四川省の省都です。町の歴史は古く2500年前にはすでに城壁で囲まれた街で、蜀の都でもあった古都です。三国志で有名な劉備玄徳と彼に仕えた名軍師・諸葛孔明ゆかりの地でもあり数多くの史跡が残っています。

武候祠博物館
武候とは諸葛孔明のことです。劉備と諸葛孔明の墓は元来別々にあったのを明代に君臣共に合祭されました。劉備殿の脇殿には兄弟の契りをかわした関羽、張飛も祀られています。現存する建物は清代に再建された物で周囲を赤壁で囲まれた祠堂です。

木道から見る五彩池、最上流部(標高3550m)にある多種多様な水の色が見れる代表的な池
望龍坪(展望台)からの眺め

黄龍
四川省北部、玉翠山脈の渓谷にある全長7.5Km、幅約350mの黄龍溝を中心に広がる平均海抜が3000mを越える景勝地です。この辺の地下水には石灰分が大量に含まれる為、それが湖底、湖岸に乳白色の結晶(石灰華)として付着し互いに連なる独特の風景を生み出しています。最初にロープウェイで入口3100mから標高3600mの望龍坪(展望台)まで上がり、尾瀬にある様な木道をハイキングをしながら下って行きます。

観光客相手の撮影用のヤク
1日目
老虎海(ろうこかい)
チベット仏教の水車を利用したマニ車、円筒の側面にはマントラが刻まれており、内部にはロール状の経文が納められている。右回り(時計回り)にに回転させると、回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされています。
五彩池(ごさいち)
長海から1km程下に位置する周囲を樹木に覆われた小さな池だが、水の色は自然のものとは思えないほどの青さで九塞溝で屈指の美しさを誇ります。
長海(ちょうかい)
九塞溝で最も面積が広く、深度も深く、標高は九塞溝の中でも最高地点に当たる3103mあります。水量が年間を通じて殆ど変わらない湖面は、さざ波さえ立たないほどでガラスの様に滑らかです。
九塞溝に住む魚は一種類だけでウロコが無く、餌と一緒に口に入る石灰を排出できる機能を持った、ここで生きる為に進化した固有種です。
珍珠灘瀑布(ちんじゅなんばくふ)
諾日朗瀑布に比べて幅は163mと狭いが落差は40mあります。浅瀬を渡る水しぶきの丸い水滴がまるで真珠のように美しいことから名が付きました。
五花海(ごかかい)
「九塞溝の精華」と讃えられる見所のひとつ。一ヶ所に淡黄、エメラルド、グリーン、マリンブルー、淡緑などさまざまな色が集まり日光の強弱、角度でいろいろな色調に変化する。
鏡海(きょうかい)
湖面に投影される風景が、九塞溝で最も美しいと言われている。鏡を見ている様な錯覚を覚えます。
諾日朗瀑布(にょにろばくふ)中国最大の幅300m、落差25mの滝
1日目
1日目

西安から空路で九黄(九塞黄龍)空港へ飛んでからバスで途中の川主寺、大河長江の支流「眠江」の源流である眠江源、甘海子をへて九塞溝口まで行きます。

大雁塔、648年創建の慈恩寺に、玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像を保管する為に造られた高さ64mの仏塔です。
楊貴妃が温泉で美しい肌を磨いたエピソードも残っています
華清池、唐の玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスで有名な温泉と景色美しい離宮があります

明代城壁、西安の城壁は唐の長安城を基礎にして1370〜78年に築かれました。周囲は約14km、高さ12mで東西が長く南北が短い形です

ホテル周辺の朝市

宿泊した古都新世界大酒店

ホテル周辺の寺院

西安の中心部は城壁で囲まれた城塞都市です

西安(シーアン)
西安はシルクロードの出発点であった悠久の古都です。かっては長安と呼ばれ紀元前11世紀から紀元後10世紀までの約2000年間は秦、漢、隋、唐などの中国歴代王朝の都として繁栄をしてきました。始皇帝、司馬遷、則天武后、楊貴妃など多くの歴史上の人物が活躍した所で、市内や近郊には彼らの足跡が多く残っています。

今日は朝一番に空路で九塞溝の久黄空港から成都に行き、成都観光後に楽山大仏のある楽山観光をします。

九黄(九塞黄龍)空港
成都空港
劉備殿
凌雲寺
争艶彩池
黄龍中寺(標高3460m)
明鏡倒映池
黄龍后寺を望んで五彩池の展望台から
黄龍后寺を望んで五彩池の展望台から
黄龍后寺を望んで五彩池の対岸から
黄龍后寺
黄龍后寺の正面
雪山梁子の峠の頂上
残雪と野生のヤク
九塞溝の入口
中国も夏休みなので混雑しています。多いときは1日3万人は入場しますが今日は1万人です。これで少ないと喜ぶべきなのでしょうか?
ここで高山病対策の簡易酸素ボンベを積み込みます
荷花池
劉備の墓は高さ12m
飛瀑流輝、滝の飛まつが日の光で輝く事から命名された
黄龍入口のビジターセンターに戻ってきました
黄龍から川主寺への車窓風景
ビジターセンターでのチベット族の生活様式の展示
秦始皇兵馬俑坑博物館

楽山
楽山は、四川盆地の南西部における水陸交通の要の街で、特に世界最大といわれる石刻大仏の町で有名です。この大仏は今も足元を流れる岷江の氾濫を鎮める為に、唐の玄宗皇帝の時代の713年から約90年の歳月をかけて山の岸壁に彫られました。高さ71m、肩幅28mの巨大さです。完成当時は全身が金色に塗られカラフルな装飾が施されていたが、今ではところどころに彩色の名残が見られるのみです。 正式名は凌雲大仏で隣接する凌雲寺の本尊である弥勒菩薩です。

熊猫海(ぱんだかい)
かってパンダが、この湖近くに出現したと言われることからパンダ海の名称になりました。
秦始皇兵馬俑1号坑
大仏の山自体が遠くから見ると寝釈迦仏の姿になっている
銅車馬館
下船後に人力三輪車で凌雲寺に向かいます、料金1人10元
則渣窪塞、九塞溝内にある文化村、昼食レストラン
大仏の頭がある辺から対岸の楽山市を望む
大仏の頭がある辺から岷江と船を望む
玄奘三蔵の像
と大雁塔
眠江源の周辺の草原は野生の赤いケシやエーデルワイス(薄雪草)の宝庫です。
樹正瀑布
移動途中で見た棚田
チベット族の集落
松潘(しょうばん)古城
松潘古城の街並
市内の風景
樹正秦、九塞溝内にある文化村、土産物店がある
九塞溝民族文化村
マニ車
青いケシの花
大仏は巨大なので全体を見るために遊覧船に乗ります。
足元の人と比べるとスケールの大きさがわかります
箭竹海(せんちくかい)
箭竹とはパンダが好む竹のことで、かってこの場所には竹が沢山あってパンダが来ていたと言われています。湖は標高2618mの地にあります。
兵馬俑,、は始皇帝の陵墓を守る為に製作された兵士、軍馬の等身大の素焼き陶器です。発掘現場がそのまま博物館になっています1号坑、2号坑、3号坑、銅車馬館が公開されています
登山口の報国寺景区バスセンター
金剛嘴
万仏頂の万仏閣
甘海子でのハイキング
通りで太極拳をする人々
1日目
1日目

悠久のポルトガル8日間

1日目
劉備殿に祀られた劉備玄徳の像
盆景池

金頂の華蔵寺

2010年7月30日〜8月06日

今日は上海経由にて最初の目的地である西安に向かう移動日です。

諸葛亮殿
諸葛亮殿の屋根の装飾
洗身洞
素焼きに着色された陶器の兵士もあります
ロープウエイ降り場
長海からは色莫山(4136m)の山頂が望めます。
川主寺にある紅軍長征記念碑園
駕籠屋さんと客
野生のサルが水を奪って飲んでいた
チベット寺院
大河長江の支流「眠江」の源流である眠江源
成都
成都に戻ってからの今夜の夕食は麻婆豆腐の元祖と言われる有名な「陳麻婆豆腐店」での麻婆豆腐をはじめとする四川料理、山椒のビリ辛さが絶品でした。

九塞溝
1970年頃に森林伐採を行った時に偶然にも発見された奇跡の場所です。眠山山脈、標高2000m〜3400mの手づかずの原生林に大小108の湖と泉、滝、沼が連なるカルスト地形と生い茂る緑の草木、それに岩に含まれるカルシュウムの影響で鮮やかな鏡のように反射する湖面は透明度が非常に高く、大自然が織り成すエメラルドグリーンの世界は、想像を超えた神秘の造形美を感じることができます。九塞溝の名は、もともと、この地に根付いたチベット族の村が9つあったことから付けられています。今日は終日、世界遺産の九塞溝の観光です。

火花海
盆景灘
宿泊したシェラトン九塞溝(喜来登国際大酒店
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成田に帰国

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