中庭の浄めるための水場と修理中時計塔が
ルクソール神殿
ライト・アップされた神殿、第一塔門とオベリスクがシンボルで対になっているもう1本のオベリスクはパリのコンコルド広場に建っています。
モスク内部の壮麗な美しさ、中央のシャンデリアは1トンの重さがあります。サウジアラビアのメッカの方向、エジプトから東に階段と石段と祭壇があり、そちらを向いて祈ります。モスクの天井がドームになっているのは、モスクを建設する時に、略奪を恐れて柱を使わないのと、声が響いてみんなに聞き取れるようにするためだそうです。
モスクは高台にあるので市内の展望ができます
モハメド・アリ・モスク、(別名ガーマ・ムハマンド・アリ),
ガーマとはイスラム寺院、モスクの事です。モハメッド・アリ王朝の創始者である彼の名を冠したイスラム教会で、1824年に着工され、アリの息子のサイードが1857年に完成させました。中庭にはフランスから寄贈された時計が塔にはめ込まれてあります。モハメッド・アリがルクソール神殿のラメセス2世のオベリスクをフランスに寄贈した返礼でした。
アレキサンドリア
カイロに次ぐエジプト第2の都市であるアレキサンドリアは、紀元前4世紀にアレキサンダー大王が、この地を首都として定めた事がはじまりです。地中海に面して穏やかな気候、明るい太陽の光、大きく弧を描く海岸線、典型的な地中海都市で、「地中海の真珠」とも称えられヨーロッパ各地からの多くの観光客が訪れます。また「クレオパトラがいた街」でもあります。
1日目

エジプト鉄道のアスワン駅と内部

アスワン発16:00の「ナイル・エキスプレス」の一等個室寝台でカイロまでの約930kmを縦断します。

アスワン・ハイ・ダム
アスワン南方12kmの地点にある幅3600m、高さ111mの巨大ダム.。1970年、ドイツとソ連の協力によって完成した。ここから上流に500kmにおよぶ人造湖ナセル湖が続いている。このためにアブ・シンベル神殿が元の位置より60m上に移設されました。
切りかけのオベリスク
石に切り込みをつけてそこに木の楔を打ち込み、次に楔を水でぬらす。すると楔が膨張し、自然に石が割れる。切り口はほとんど凹凸が無く、滑らかに切れるそうです。このオベリスクは長さ42m、推定重量1168tで完成すればエジプト最大になるとか。
アガサ・クリスティの「ナイルに死す」に登場するオールド・カタラクト・ホテル

アスワン
ルクソールから南に200kmのアスワンは、ヌビア地方への入口にあたり、かってこの辺を支配していたヌビア人と呼ばれる色の黒い人を多く見かける様になります。アスワンの町は、いたってシンプル、ナイル川沿いに2kmほど延びるメインロードがあり、その東側に2本の大通りがあるだけです。ここでは昼食を食べた後にナイル川のファルーカ(帆掛け船)に乗船して楽しみました。

コム・オンボ
コム・オンボは、アスワンから北へナイル川を46km下った東岸にある町で、地名はアラビア語で「オリンポスの丘」と言う意味で、かつてはオリンポスと呼ばれていました。コム・オンボ神殿はナイル川に突き出た丘の上にあり、川を航行するファルーカ(帆掛け船)やクルーズ船からもよく見えます。

ホルス神殿、高さ36mの塔門はカルナック神殿並みです

バナナの販売単位は幹ひとつ

ルクソール
「生者の都」と考えられていたナイル川東岸は、古代エジプトの首都テーベの面影を今も残しています。一方、太陽が沈むナイル川西岸は「死者の都」であり、来世の象徴であると考えられていました。石灰質の地盤からは60近い墓が発掘され、有名なツタンカーメンの墓もここで発見されました。今日は、この両岸を昼食をはさんで観光します。

1日目
ピラミッド・コンプレックスの柱廊

サッカーラ
ここにはエジプトでのピラミッド建設の第一歩をしるしたと言われるジォセル王の階段ピラミッドがあることで有名です。ギザのピラミッドよりは小ぶりで、高さも60mですが形状は独特です。ピラミッドを中心に祭殿、葬祭殿などの建物も残っており、ピラミッド・コンプレックスを構成しています。またピラミッド西側の小高い丘からは、北にギザ、アブ・セールのピラミッド、南にはダフシュールのピラミッドなどが眺められる絶好のポイントがあります。

ダフシュール
ここには、途中で設計変更した屈折のピラミッドと、鉄分の多い赤い色の石を使った赤のピラミッドがあります。共に紀元前2600年頃に造られました。

板の船で、歌をうたって物ごいをするヌビアの子供
コム・オンボの街中、バス待ちの女学生
神殿上部に造られたガーマ・アブー・イル・ハッガーグ。 ガーマとはモスク(イスラム寺院の事です)
第一塔門を入るとラメセス2世の中庭
第二塔門を入るとアメンホテプ3世の中
1日目

今日はナイル川中流域のエドフ、コム・オンボにある遺跡を見学しながら、エジプト国内を流れるナイル川上流で、最南にあり独自の文化を持つヌビア地方のアスワンとアブ・シンベルまで行きます。

街角の商店
エジプト考古学博物館はラメセス2世などのミイラをはじめ世界に誇るエジプトの秘宝を展示していますが、特にあのツタンカーメンの墓から発掘された財宝が展示されていることで有名な博物館です。黄金のマスクのあるツタンカーメンの部屋は人気の高い展示室です。照明を暗くしていますので黄金の宝飾品は、いっそうの輝きを増して見えます。ここも残念ながら展示品保護のために撮影禁止です(黄金のマスクの写真はネットから入手した物を掲載しています)。黄金の宝飾品の豪華さと、まばゆい輝きにため息、、、ため息、、ばかり、寒い日本へ向けて帰国です。
フセイン広場前のハッサン・カフェ
フセイン広場前のガーマ・アブル・ダハブ
3度まわると願いがかなう大スカラベを回る観光客
ハトシェプスト女王葬祭殿
ハトシェプスト女王葬祭殿、三層のテラスの建物が岩山を借景にしています
丘からは、南にダフシュールのピラミッドが
1日目

今日はアブ・シンベル神殿のご来光と観光をゆっくりしてから再びアスワンに戻り旅情あふれる「ナイル・エキスプレス」の一等個室寝台車でカイロまでの約930kmを縦断します。

アブ・シンベル大神殿
アブ・シンベル小神殿
屋外に展示されているメンフィス遺跡博物館のラメセス2世像とレリーフ
アメンヘテプ2世のスフィンクス

メンフィス
アラバスター(雪花石膏)製のスフィンクスで有名なメンフィスは、紀元前3000年頃にメネス王によりエジプトが統一され古代エジプト王国時代の首都として栄えた所ですが、7世紀のイスラム流入以降、街は廃墟化しました。

階段ピラミッド
ピラミッド・コンプレックス

今夜のホテルはナセル湖にたたずむコテージ・タイプのリゾート・ホテル「セティ・アブシンベル」ですが、まだ12月11日なのにX'masではなく、もうHappy New Yearのイルミナーションでした。

Grand Hayattが今夜の宿です。到着後は観光客お決まりのナイル川ベリーダンス・クルーズ・ディナーですが、ベリーダンスは、以前トルコでダイナミックな踊りを見たこともあり、またスカートダンスも、やはりトルコのメヴラーナ教団の儀式で踊るセマーダンス(旋舞)と比べてしまい、インパクトがあまり無く感動もなかったです。
ナイル川・ディナークルーズ船から見るカイロ市内
ベリーダンス
カルナック神殿
アレキサンドリアの街の雰囲気を楽しむために世界で2番目、アフリカで最初の路面電車に乗りました。昼食の後にはアレキサンドリア国立博物館と、アレキサンドリア図書館を見学しましたが、残念ながら撮影は禁止でしたので残るのは薄れゆく記憶だけです。
カルナック神殿入口の第一の塔門の前は、左右にスフィンクスの参道です
右にはラメセス2世の巨像
入口を入ると左にピヌジェムの巨像が、右にはラメセス2世の巨像があります、第二の塔門を越えると高さ23mの柱列が立ち並びます。その先はオベリスクスへと続いてます。

ラメセス2世は、黄金期のエジプトでの莫大な富と権力を背景にして建築事業を積極的に推進しました。カルナック神殿の大柱列の装飾やアブ・シンベル神殿には、今も彼の即位名がいたるところに刻み込まれています。
スカートダンス
夜、ホテルの部屋から見たゲズィーラ島
朝、ホテルの部屋から見たゲズィーラ島
左にピヌジェムの巨像
第一塔門前にはラメセス2世の1対の座像と2対の立像がある
エジプト考古学博物館
フセイン広場前のガーマ・アズハル
岩山をくりぬいて作ったこのアブシンベル神殿には、20mにも及ぶラムセス2世の坐像が四体並ぶ大神殿と、その妻ネフェリティティに結婚25年目の記念に贈ったという小神殿の2つがあります。
赤のピラミッド
屈折のピラミッド
ラムセス3世、4世、9世の3王の墓の入場券
ツタンカーメン王の墓の入場券
ポンペイの柱、ローマ皇帝ディオクレティアヌスが建てた図書館の柱の1本とスフィンクスが2対あるだけですが、、、
崩落しているピラミッド
クフ王のピラミッドとスフィンクス
クフ王のピラミッド
クルーズ船モヴェンピック「Royal Lily}号も停泊
エジプト初の女王、ハトシェプスト女王は自らが行った国家的プロジェクトの様子や、「女王の誕生」場面や「オベリスクの運搬」の様子を壁面のレリーフに描かせた。

朝5:30にカイロに到着してから、早朝にアレキサンドリア観光に向かいます。その後再びカイロに戻ってきます。

特別許可エリアからの9ピラミッド絶景ポイント(左に小3、中央に大3、右に小3個のピラミッド
クルーズ船乗り場も近い
プトレマイオス朝時代のレリーフ
クルーズ船も停泊しています
メムノンの巨像
砂漠の蜃気楼
アブ・シンベルからアスワンの町へ帰る時に季節はずれの砂嵐が吹き出発が少し遅れましたが途中、サハラ砂漠の蜃気楼を見る事ができました。またアスワン旧ダム付近では砂漠の砂を取りに行きました。この砂は砂時計で使われるような細かい砂だそうです。近くのバス停でバス待ちの女学生達ですが、何処の国でも、若い娘らは集って楽しそうにしています。
遊覧船も停泊しています
アブ・シンベル大神殿
アブ・シンベル小神殿
バス待ちの女学生達
カイロに戻り夕刻に空路でルクソールに向かいます
ピラミッドが街中から見える事に最初に驚きます

ギザ
ギザには、各地にある大小無数のピラミッドの建築工法の試行錯誤を経て約4500年程前に造られた有名な三大(クフ王、クフ王のピラミッドカフラー王、メンカウラー王)ピラミッドがあります。

クフ王のピラミッド
クフ王のピラミッド入口
クフ王のピラミッド、本来の高さは146mだったが、現在は137mで頂上の棒は本来の高さを示している
1日目
入口に戻る

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旅行記を見ていただき有難うございます。何かの参考になれば幸いです。

成田に帰国

カフラー王のピラミッド
メンカウラー王のピラミッド
コム・オンボの青空市場
ホテルの裏が船着場で、ファルーカが係留しています
モーターボートで西岸に向かいます
ラクダの警察官
ホルス神の像
中庭に入ると列柱室が見える
宿泊したシェラトン・ルクソール
部屋からみたナイル川の朝
壁面のレリーフ
至聖所にはレバノン杉で作られた聖船が残っています
医療道具のレリーフ
馬車で観光しています
1日目

通勤・通学時間帯の朝8:00にホテルを出て、今日はギザの三大ピラミッドに向かいます。その後はサッカラ、ダハシュールとピラミッド巡りとメンフィスを回り再びカイロに戻り夕刻に空路でルクソールに向かいます。

ツタンカーメンの黄金のマスク
西側の小高い丘の絶好のポイントへ
観光客向けのカーペット工場
高さ23mの柱列
1日目

今日は最終日です。モハメド・アリ・モスク、ハーン・ハリーリ市場、エジプト考古学博物館などカイロ市内観光をして夕方16:55のエジプト航空便で帰路につきます。

朝、ホテルの部屋から見たゲズィーラ島、ナイル川と市内中心部
あまりの大きさに圧倒される柱列群
ハトシェプスト女王葬祭殿内部の壁画
早朝のカイロの街角
観光客相手のパピルス店、現地の物価を考えたら相当高価です。手に持っているのがパピルスの草
パピルスを馬車で運ぶ親子、この国では児童保護法が無いので貧しい子は働かされています
街中から三大ピラミッドが見えます
この交通標識読めますか
コームッシュアーファのカタコンベ(古代からの共同墓地)
王家の谷
「王家の谷」とは、新王国時代にファラオ(王候)たちが、盗掘を防ぐ為に、ルクソール西岸の奥深い谷に死後の安住の地を求めて岩を掘って造られた墓がある場所です。しかし、金銀財宝を狙う盗人を防ぐ事は出来ず、ほとんどの墓は略奪の憂き目にあっています。その中で唯一残されたのがツタンカーメンの墓です。彼は早世したために権力基盤が弱く墓が質素だったために盗掘が免れたと言われています。60以上の墓が発見されていますが、現在公開されているのは10数ヶ所です。ツタンカーメン王、ラメセス3世、4世、9世の墓に入りましたが、ここでの写真撮影は禁じられていました。
1日目
丘からは、北にギザ、アブ・セールのピラミッドが
トトメス1世のオベリスク
ハトシェプスト女王の倒れたオベリスク
ホテルのロビーからのナイル川対岸の眺め

悠久のポルトガル8日間

メンフィス遺跡博物館の巨大なラメセス2世像
カフラー王のピラミッドとスフィンクス、、鼻がアラブ浸入後に(ツタンカーメンのような)アゴヒゲはイギリスに取られたそうです
アスワンの町
ファルーカ(帆掛け船)を楽しみます
ハーン・ハリーリ、かっての市場ですが今は一大おみやげセンターで小さな店がひしめいています。
砂漠にはきれいな風紋が
砂漠の夕日も美しい
100年以上の歴史を持ち、映画の舞台にもなった格式の高い「ウインター・パレス」ホテル
街角の風景

2010年12月08日〜15日

コム・オンボ神殿、左右で異なる神殿が合体した造りのコム・オンボ神殿

エドフ
エドフの街は、ナイル川の両岸にまたがっていますが、西岸はホルス神殿があるために賑わっています。ホルス神殿は、数ある遺跡の中でも最も保存状態が良く、この神殿の主であるホルス神の像のレリーフが建物のあちらこちらで見られます。

アブ・シンベル
アブ・シンベル神殿は、アスワンの南280kmナセル湖のほとりにあり北回帰線を越えてスーダンとの国境まであとわずかの所にある、エジプト最南端の見所です。 アスワン・ハイ・ダムのところで、書きましたようにダム建設時に水没の運命にさらされましたがユネスコが国際的なキャンペーンをして救いました。 アスワンからの途中の砂漠で日没になり心配しましたが、アブ・シンベル神殿の音と光のショーは夕食前に貸切でを見ました。音響効果も、そんなにも良くないのでイマイチと言うのが私の個人的な実感です。
アブ・シンベル神殿
アブ・シンベル大神殿はラムセス2世の最高傑作で、高さも20mの巨像には圧倒されます。大小2つの神殿があり太陽の神ラーとハトホル女神がそれぞれ祭られています。

午後13:30成田発のエジプト航空便でカイロに向かいます。直行便で便利なのですが、宗教上の理由でエジプト航空ではアルコール類のサービスが一切ありませんので、自前で用意しました。自分用の酒は機内持ち込みも、飲酒も問題ないことを事前に確認しましたので、ジャック・ダニエルズの50mlのミニチュア・ボトルを機内持ち込み用のジップロックに4〜5本入れて準備万端。セキュリティ・チェックもルールにのっとっていますのでOKです。機内でもキャビン・アテンダントに氷と水をグラスに用意していただき悦に入り至福の時間を楽しみました。到着は現地時間の20:30でした。

エジプトへ入国するにはビザ(査証)が必要ですが、1ヶ月有効な観光ビザは、カイロ空港到着時に簡単に取得できます。写真などは不要でビザ代としてUS$15ですが、ツアーなどで団体で一括申請する場合はUS$10の手数料が上乗せされてUS$25になることが多いようでしてUS$25取られました。

ナイル川を渡ります
ナイル川を航行する昔なっかしい観光用の蒸気船
アレキサンドリアの街角風景
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