日記は製作開始の時から記録する物でしょうが、製作が既に先行していましたのでホボ終わりに近い今頃から書いてもあまり意味が無いかもしれませんが、日本家屋の屋根裏の構造がどのように作られているのかを見るのも一興かと思い書いてみました。
屋根を裏返した写真です。「ひさし」の裏側に垂木(たるき)や隅木(すみき)を付けました。写真が小さくて判りにくいと思いますが垂木や隅木の先端は白く装飾しました・
製作工程を理解するために、例として建物の外に面したガラス戸の製作工程を見てみます。
(写真左下)戸を構成する各部品をまず組合わせてガラス戸(アクリル板を使用)を組立ててからサンド・ペーパーで磨き上げて、アクリル絵具で本物らしく古さも表現する様に着色し、水性ニスで仕上げて、いかに本物により近づけるかにかかっています。
(写真右下)完成したガラス戸を実際に建物に組み込んだところです。
屋根の横は終わりましたが正面がまだ途中です
屋根を真横から見た写真ですが、いよいよ屋根に瓦をのせ始めました。
屋根の瓦を張る前の下地の黒紙を張りましたので、屋根のおおよそのイメージが出来上がりました。
ドールハウスの製作順序は2x4住宅の様に下から作り上げて屋根が最後になります。
これは屋根の基礎となる土台部分。
屋根を裏返した写真です。軒裏のそり具合が良く判ると思います。瓦をのせる前に軒裏や「ひさし」部分をつくります。
軒裏を取付けました、屋根の軒の線にカーブをつけて曲げているので軒裏の素材には経木(木材を紙のように薄く平たく削ったもの)を用いています。
屋根の土台に瓦を取付ける枠を付けました
これも細い木で屋根のひさしの曲線を出しています
2006年11月25日
和の建物は意外と見えない所にも手がかかっています屋根もハリボテではなく瓦をのせるので本物の様に土台からしっかり作ります
では屋根の製作過程を見てみましょう