和風旅館

お酒のうんちく、世界には太古の昔からその地方、地方に適した原料と風土に醸成されて発展してきました。ここでは舎主の試飲を通しての個人的な好みとフリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」からの解説を加えて日頃よく飲むお酒について紹介をしています、お酒の席での話題の種に、、、どうぞ

グラッパ(Grappa)
 ブドウの搾りかすを発酵させたアルコールを蒸留した酒 (かすとりブランデー) 多くは樽熟成していないので無色透明、イタリア特産の食後酒 フランスのマール(Marc)はこれを樽熟成したもの
泡盛
 インディカ米(主としてタイ米)、黒麹菌を原料とする蒸留酒。 沖縄県宮古島市特産で3年以上熟成したものが古酒(クース) 

醸造酒

ピスコ(Pisco)
 マスカット種の葡萄から作られるブランデー(即ちマスカットのグラッパ)。元来、ペルー先住民の言葉で”鳥”の意。良質の物は、ペルーのイカ渓谷で生産され、オーク樽ではなく熟成は内面を蝋引きした素焼きの瓶(かめ)で行なう度数は約40度位。
日本酒
 本来は白米、米麹、水だけが原料で味(キレの良さ)を整える程度の醸造アルコールの添加 だけが戦前まではあたりまえだった日本酒ですが、やすい普通酒には副材料(醸造アルコール、 糖類、酸味料、化学調味 料、酒粕など)を加えて作られる様な状況になっている。詳しくは日本酒の話を 参照して下さい。
アクアビット(Aquavit)
 ジャガイモを主原料にして糖化、発酵させたアルコールを蒸留したあとアニスやキャラウエイ等の香草で風味を付けて更に蒸留した酒でドイツ、デンマーク、ノルウエー、スエーデンで多く作られる 度数は約40度位。
ジン
 大麦、ライ麦、じゃがいも等を原料としJuniper Berry (杜松(ねず)の実)で香り付けした蒸留酒。 *杜松(ねず)はヒノキ科ビャクシン属ノ針葉樹 夏に飲むライム入りのジン・トニックはたまらない清涼感ですネ 
ウオッカ 
 大麦、小麦、ライ麦、じゃがいも等を原料とする蒸留酒。 蒸留後に白樺の炭で濾過して雑味を取つているのがウオッカの特徴 「氷結」などの一部のチュウハイ??はウオッカ・ベースです 
高梁酒(白酒)
 高梁(コーリャン)、トウモロコシ、キビ等を原料とする度数30-60度の蒸留酒。 中国貴州省仁懐市茅台鎮(町)の茅台酒(マオタイチュウ)が有名。 毛沢東とニクソンまた、周恩来と田中角栄会談の乾杯に使用されたことで世界的にひろまった

タイ・ウイスキー
  これがウイスキーと言えるか疑問ですが、これは沖縄の泡盛に近いものでタイ米を原料にして薬草などでウイスキー・フレーバーを付けたものだが「メコン」は東南アジアでは超有名。 ブランドの”タイ・ウイスキー”です。

スコッチ
  仕込みの時に泥炭(peat)で麦芽を燻蒸してスモーキー・フレーバーをつけている

ウイスキー
 大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシなど穀類と麦芽を原料とする蒸留酒で地域・製法により多くの 種類がある

バーボン(Bourbon)
  トウモロコシが50%以上で内部を焦がしたオーク樽で熟成されるアメリカ・ケンタッキー州バーボン郡を中心に生産されている  

ラム
 サトウキビを原料とする蒸留酒で西インド諸島原産。 一般にオーク樽で熟成するとゴールド・ラム 3年以上樽熟成したものダーク・ラム、熟成後に活性炭で濾過したものホワイト・ラム ただしカラメルで色を付けただけの安物には注意

蒸留酒(Liquor)

アイリッシュ
  泥炭(peat)で燻蒸していないのでスムーズな味わいになる。Jamsonなんかが安くておいしいですね。  

テネシー・ウイスキー
  広義のバーボン、蒸留した原酒をテネシー州産のサトウカエデの活性炭で濾過してから内部を焦がしたオーク樽で熟成したもの
  テネシー州リンチバーグのJack DanielsとTullahomaのGeorge Dickelが有名

黄酒
 主に米、麦、トウモロコシを原料とする度数15-20度の醸造酒。 中国淅江省紹興市特産の紹興酒が有名で、もち米、麦麹、ヤナギタデを使用した酒。 黄酒の中でも3年以上熟成した古酒を老酒(ラオチュウ)と称し「上海老酒」「福建老酒」など産地名 を入れた物もある。また紹興酒の古い物を老酒ということもある。 女子誕生のときに仕込んで嫁入りまで長期熟成した特級品を花彫酒(嫁入酒の意)と言うが、最近では ニセ物も多く中国本土以外(台湾等)で作った意もある。 そういえば結構、陳年とか花彫 とか書いた物が多いので要注意、、、、    あまり二日酔いしないのは薬草のタデのおかげか?
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